アントレプレナーシップ演習(ジェンダード・イノベーション入門編)[23N3050]
科目名 Course Title |
アントレプレナーシップ演習(ジェンダード・イノベーション入門編)[23N3050] Education Program for Entrepreneurship(Gendered Innovation:Basic) |
科目区分・科目種 |
全学共通科目 |
クラス |
全学科 |
コンピテンシー |
○批判的思考力,○協働力,○創造的思考力,○他者理解力,○問題解決力,○内的統制感
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カラーコード |
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単位数 |
2.0単位 |
履修年次 |
1〜4年
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担当教員 |
太田 裕治 |
高丸 理香 |
佐々木 成江 |
山本 咲子 |
斎藤 悦子 |
学期 |
前期 |
曜日・時限・教室 |
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受講条件・その他注意 |
本講義は2023年1月に東京大学との間で締結された「連携及び協力に関する包括協定」に基づき実施される講義で、東京大学の学生が受講することがあります。イノベーションの推進には多様性の観点が不可欠です。是非、一緒にアイデアを交わしてください。
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教科書・参考文献 |
必要に応じてプリントを配付します。
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評価方法・評価割合 |
小論文(レポート)=60%,発表=40%
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主題と目標 |
性差の観点に基づいて研究や開発を進めるジェンダード・イノベーション(GI)について理解したうえで、GIと自身の関心や専門性との関連性について考え、それらを改善・解決するためのアイデアを企画することが目標です。
授業では、GIやアントレプレナーシップの考え方、また、そのアイデアをイノベーションに結び付けるための各種手法、すなわち、社会実装に向けた起業のための基礎的な知識、起業を取り巻く産業界との関わりや連携を具体的に学びます。
座学講義と学生同士のグループワークの組み合わせで授業を進めていきます。
本講義を受講し、引き続き、後学期には、より実践的具体的に学ぶ、 アントレプレナー演習(ジェンダード・イノベーション実践編(モノ編)) アントレプレナー演習(ジェンダード・イノベーション実践編(コト編)) も受講してください。
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授業計画 |
以下は概ねのスケジュールです.各回の順番はゲスト講師の予定などにより変更されることがあります.
(初回は4/14です)
第1-2回 アントレプレナーシップとは何か.基本的な考え方として,アントレプレナーシップを学ぶ重要性と楽しみ,事業機会の発見,アイデアの育て方などに関して,座学中心に講義します.また,関連映画を 視聴することで,アントレプレナーシップについても具体的に触れて頂きます. 講師 鹿住 倫世 教授(専修大学商学部) (参考書 アントレプレナーシップ入門,忽那憲治ほか,有斐閣ストゥディア)
第3-4回 本授業の核となる考えであるジェンダードイノベーションの歴史や基礎概念について講義します. 講師 佐々木成江 特任教授
第5回 知財とは何か基本的な事項を学んだ上で,知財検索システム(SCOUT)を使いながら、ジェンダード・イノベーションの事例を具体的に検索して学んでいきます.みなさんが日頃から感じている「違和感」やジェンダード・イノベーションの講義で興味を持った分野についても調べてみましょう。 講師 内田史彦 氏
第6回 SCOUTを用いて検索して得られた性差分析による「新たな視点」を踏まえ、グループワークを通じてディスカッションを行い,ジェンダード・イノベーションに関するアイデアの種を探して発表します. 講師 内田史彦 氏
第7回 女性起業家をお迎えし,起業の経緯,日々の仕事のことなどについて自由に語って頂き,受講生との間でディスカッションを行います.起業や起業家というものを身近に感じて下さい. 講師 羽生祥子(株式会社羽生プロ) 岩橋陽(株式会社MYコンパス) 坂上舞(株式会社マイコエンタープライズ)
第8-10回 デザイン思考演習 課題解決に求められる方法のひとつにデザイン思考と呼ばれる手法があります.複雑な社会課題を解く際などに有効な考え方です.ワークショップ形式を通じてデザイン思考について具体的に学習します. 講師 横田幸信(i.lab Inc.) (参考書 考えなしの行動?,ジェーン・フルトン・スーリ,太田出版)
第11回 第6回の授業で探したジェンダードイノベーションに関するアイデアの芽をデザイン思考を通じてさらにブラッシュアップするワークショップを行います.
第12回 前回の授業に基づき,アイデアを具体的な起業に結びつける演習を実施します.各班に別れて,演習成果を発表して頂きます.
第13回 プレゼン手法としてのElevator Pitchを学ぶとともに,第12回の講義で検索した結果を発表としてまとめます.
第14回 前回のElevator Pitchを関連企業に対して実施し,ディスカッションを深めます.
第15回 まとめ、振り返り
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時間外学習 |
毎回の授業後に,授業中に学んだ専門知識について復習をして下さい。教科書などは適宜紹介します. また,「違和感」を手掛かりに,ジェンダード・イノベーションに関するアイデアを常に探して下さい。
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学生へのメッセージ |
この授業は皆さんのジェンダード・イノベーションに関するアイデアを製品やサービスに変える方法を学びます。 一人ひとりが開発者や起業家となったつもりで参加してください。
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