国際協力方法論T[24B2078]

科目名
Course Title
国際協力方法論T[24B2078]
Approaches to International CooperationT
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 グローバル文化学環 クラス グローバル文化学環
コンピテンシー ◎批判的思考力,◎問題解決力,◎エージェンシー
カラーコード
単位数 2.0単位 履修年次 24

担当教員 荒木 美奈子
学期 後期
曜日・時限・教室
木曜 5 6 文教育学部1号館307室

受講条件・その他注意
・原則として、「国際協力学」を受講していることが履修の条件となります。「国際協力学」を受講していないが当該科目の受講を希望する学生は、事前に荒木(araki.minako@ocha.ac.jp)に連絡をしてください。
・授業に関する案内や配布資料をMoodleを使用して行なうため、履修予定の学生は、Moodleに事前登録をしてください。事前アンケートを提出してください。

授業の形態
演習

教科書・参考文献
授業時に参考文献を提示します。

ALH区分
ALH(自発的な学習時間枠)※を実施する

アクティブラーニングの技法
ブレインストーミング,問題基盤型学習(PBL:Problem Based Learning),PBL(プロジェクト型学習)

評価方法・評価割合
発表=30%,授業への参加態度=50%,ALH(自発的な学習時間枠)=20%

主題と目標
「国際協力学」のアドバンス科目であり、国際協力や共生、「開発」をめぐる諸課題についてより専門的に学ぶとともに、プレゼンテーションの技法や考察力・洞察力などを磨いていきます。今期の授業では「持続可能な開発目標(SDGs)」を中心的なテーマとします。SDGsは先進国を含む全ての国や地域を対象とし幅広く普及してきましたが、開始から目標達成の2030年までの折り返し点を通過し、新型コロナ感染症拡大の経験、ウクライナ情勢やガザ情勢、気候変動の深刻化、紛争、難民問題、食料・水・エネルギー問題などを考慮しながら、後半戦に向かう必要が生じています。本授業科目の前半では、SDGsに関連したテーマを各自が掘り下げ、プレゼンを通して理解を深めていくとともに、他の学生のプレゼンを聴くことにより自分では気づかなかった/関心がなかったテーマや目標、それらの関連性、視点、事例などについて学んでいきます。授業後半では、前半での学びをもとにテーマや目標を絞って議論していくことにより、批判的思考力を養っていきます。

授業計画
第1回 オリエンテーション:授業の趣旨・計画、進め方、評価方法などの説明を行います。授業計画に反映させるために参加者の関心やテーマを共有し、担当を決めます(第1回目の授業に欠席の場合は、事前にaraki.minako@ocha.ac.jp宛に連絡をすること)。
第2回 SDGsを巡るブレインストーミング(1)
第3回 SDGsを巡るブレインストーミング(2)
【ALH1】関心のあるSDGsの目標やテーマについてのプレゼンの準備をする
第4回から第8回(仮):毎回担当者(3名程)によるプレゼンと議論
第9回(仮):授業前半の振り返りと討論、後半扱うテーマの絞り込み
[過去に扱ったテーマ]貧困・格差、食糧・水・エネルギー、気候変動、地球環境問題、自然災害、感染症、持続可能な生産と消費、教育支援、ジェンダー、パートナーシップなど
【ALH2】グループワーク:テーマ別グループにわかれプレゼン準備
第10回から第12回:担当グループによるプレゼン(話題提供)と小グループでの議論、全体への報告(共有)
第13回 総合討論「持続可能な社会・世界に向けて」(仮)
【授業13回+ALH2回=計15回】

時間外学習
各自のプレゼンの準備はもとより、各回の担当者の報告資料や関連文献を読んだうえで授業に参加してください。学内外のセミナー、シンポジウム、イベントなどの情報も共有しますので、積極的に参加することが望まれます。

学生へのメッセージ
SDGsは国際社会が掲げる重要な開発目標であり、国際機関・国家・NGO・企業など多様なアクターがそれぞれの役割を果たすと同時に、私たちひとりひとりの主体的なコミットメントが求められています。SDGsに関連したテーマを各自が掘り下げ、プレゼンを通して理解を深めていくとともに、他の学生のプレゼンを聴くことにより自分では気づかなかった/関心がなかったテーマや目標、視点や事例などについて学んでいきます。より深く理解し、多面的・批判的に考えていくなかで、私たちにできるアクションを検討していきましょう。

学生の問い合わせ先
araki.minako@ocha.ac.jp