分子生物学の進歩は目覚しく、われわれの生命現象に対する理解を大きく変えてきた。「DNAが生命の鋳型」という概念も、「動く遺伝子」として知られるトランスポゾンや、RNAによる遺伝子発現調節、またDNAの塩基配列に因らない遺伝など、様々な現象の発見により覆されつつある。こうした分子生物学の「今日」に焦点を当て、近年の研究を英語で理解できるようになることを目標とする。教科書(Lewin’s GENES XII)だけでなく、実際の論文の解読に取り組むほか、得られた知識を総合したディスカッションする能力や発表スキルも身に着けてほしい。
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