分子遺伝学[24C4013]

科目名
Course Title
分子遺伝学[24C4013]
Molecular Genetics
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 生物学科 クラス 生物学科
コンピテンシー ◎批判的思考力,◎協働力,◎対人葛藤解決力
カラーコード
単位数 2.0単位 履修年次 2

担当教員 佐藤 敦子
学期 後期
曜日・時限・教室
木曜 3 4 理学部1号館605室

受講条件・その他注意
「基礎遺伝学」を受講していること

授業の形態
講義

教科書・参考文献
教科書 Genes XII (Benjamin Levine)

ALH区分
ALHを実施しない

アクティブラーニングの技法
ミニッツペーパー(リアクションペーパー),復習テスト,学生授業

評価方法・評価割合
期末試験=50,発表=10,授業への参加態度=20,ALH(自発的な学習時間枠)=20

主題と目標
分子生物学の進歩は目覚しく、われわれの生命現象に対する理解を大きく変えてきた。「DNAが生命の鋳型」という概念も、「動く遺伝子」として知られるトランスポゾンや、RNAによる遺伝子発現調節、またDNAの塩基配列に因らない遺伝など、様々な現象の発見により覆されつつある。こうした分子生物学の「今日」に焦点を当て、近年の研究を英語で理解できるようになることを目標とする。教科書(Lewin’s GENES XII)だけでなく、実際の論文の解読に取り組むほか、得られた知識を総合したディスカッションする能力や発表スキルも身に着けてほしい。

授業計画
第1回
クラスで取り扱う内容の概略紹介、テーマ設定
第2回
クロマチン
第3回
遺伝子の重複、ゲノム重複
第4回
トランスポゾン
第5回
真核生物の遺伝子発現機構
第6回
エピジェネティクス
第7回
真核生物における翻訳
第8回
RNAによる制御
第9回
RNA修飾とmRNAワクチン
第10回
ゲノム編集
第11回
Genotype to phenotype map
第12回
システムズ・バイオロジー
第13回
分子遺伝学研究の最前線
第14回
全体の復習、討論@
第15回
全体の復習、討論A

時間外学習
各回の内容について、教科書の対応するセクションを読み解く。また、興味を持ったテーマについて、グループ学習を行い、発表する。

学生へのメッセージ
概念を記憶することではなく、コミュニケーションを図ることによりアイディアを作り上げることを大事にしてもらいたい。毎回、英語の課題がある。他学年、他学科、大学院生、他大学生の聴講を歓迎する。このクラスを通して、枠組みを超えた学生同士の交流も図りたい。また、将来の自分のキャリアについて考える機会としてほしい。

学生の問い合わせ先
連絡に必要なメールアドレスは授業時に知らせる。