環境材料物性(1)[24D2128]

科目名
Course Title
環境材料物性(1)[24D2128]
Physical Chemistry of Materials for Environment(1)
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 人間・環境科学科 クラス 人間・環境科学科
コンピテンシー ○創造的思考力,○問題解決力
カラーコード
単位数 1.0単位 履修年次 3

担当教員 雨宮 敏子
学期 1学期
曜日・時限・教室
金曜 3 4 アカプロ棟1階101室

(1)、(2)が付く科目の履修方法
この科目は、(1)及び(2)を連続して履修してください(シラバスは両方とも確認してください)。
ただし留学により連続して履修できない場合は、担当教員に申し出てください。

授業の形態
講義

教科書・参考文献
教科書:妹尾 学 監修・澤口孝志・清水 繁・伊掛浩輝 著,「基礎高分子科学 改訂版」,共立出版,2018.4,200円(税抜)[ISBN: 978-4-320-04493-7]

ALH区分
ALHを実施しない

評価方法・評価割合
期末試験=100%

主題と目標
環境材料の物性について基礎的事項を学ぶ.特に材料の性質と構造の関係に着目して考察する.高分子の構造と熱的性質との関係を理解する.本科目の内容は,「住居の機能、設計、管理」,「製品設計」,「材料の環境調和」,「機能材料の開発」などを行う上での基礎ともなる.

授業計画
第1回
[環境と材料] 材料の分類,材料と地球環境.
第2回
[高分子材料の特徴] 高分子の定義,金属材料やセラミックス材料との違い.合成高分子と天然高分子.
第3回
[高分子の構造] 一次,二次,三次構造,立体規則性.
第4回
[高分子の構造] 汎用高分子の分子構造と性質.ポリエチレン,ポリプロピレンなど.
第5回
[高分子の構造] 非晶構造,単結晶,球晶,繊維構造.
第6回
[高分子の熱的性質] 融点,ガラス転移点. 自由体積とFox-Floryモデル
第7回
[高分子の熱的性質] 汎用高分子の熱的性質,耐熱性高分子.
第8回
[まとめ] プラスチックの熱的性質と構造

時間外学習
毎回の授業が終わったら復習してください.不明の点は次回の授業で質問して下さい.

学生へのメッセージ
環境と材料の問題を考える上で,また製品設計を考える上で,プラスチックなどの高分子材料に対する理解は不可欠です.この科目を受講して高分子科学の基礎を学びましょう.