環境材料物性(2)[24D2130]

科目名
Course Title
環境材料物性(2)[24D2130]
Physical Chemistry of Materials for Environment(2)
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 人間・環境科学科 クラス 人間・環境科学科
コンピテンシー ○創造的思考力,○問題解決力
カラーコード
単位数 1.0単位 履修年次 3

担当教員 雨宮 敏子
学期 2学期
曜日・時限・教室
金曜 3 4 アカプロ棟1階101室

(1)、(2)が付く科目の履修方法
この科目は、(1)及び(2)を連続して履修してください(シラバスは両方とも確認してください)。
ただし留学により連続して履修できない場合は、担当教員に申し出てください。

授業の形態
講義

教科書・参考文献
教科書:妹尾 学 監修・澤口孝志・清水 繁・伊掛浩輝 著,「基礎高分子科学 改訂版」,共立出版,2018.4,200円(税抜)[ISBN: 978-4-320-04493-7]

ALH区分
ALHを実施しない

評価方法・評価割合
期末試験=100%

主題と目標
環境材料の物性について基礎的事項を学ぶ.特に材料の性質と構造の関係に着目して考察する.高分子材料(高分子の構造,エントロピー弾性,粘弾性),機能性材料,環境調和と材料設計などを取り扱う.本科目の内容は,「住居の機能、設計、管理」,「製品設計」,「材料の環境調和」,「機能材料の開発」などを行う上での基礎ともなる.

授業計画
第1回
[高分子の力学的性質] 高分子鎖とエントロピー弾性,粘弾性.
第2回
[高分子の力学的性質] 力学的性質の測定.クリープ.応力緩和.力学的性質の温度依存.
第3回
[高分子の力学的性質] 動的粘弾性.粘弾性のモデル.
第4回
[高分子のその他の性質] 導電性,誘電性,圧電性,焦電性など.
[機能性高分子] 分離機能性高分子,感光性材料,生体適合性材料など
第5回
[高分子の合成] 重合反応.付加重合(ラジカル重合とイオン重合).
第6回
[高分子の合成] ポリ縮合.重合反応の実際.
第7回
[高分子の熱的性質] 汎用高分子の熱的性質,耐熱性高分子.
第8回
[授業のまとめ]

時間外学習
毎回の授業が終わったら,教科書を用いて復習してください.不明の点は次回の授業で質問して下さい.

学生へのメッセージ
環境と材料の問題を考える上で,また製品設計を考える上で,プラスチックなどの高分子材料に対する理解は不可欠です.この科目を受講して高分子科学の基礎を学びましょう.