社会開発論[24J1314]

科目名
Course Title
社会開発論[24J1314]
Social Development
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 地理環境学コース クラス ジェ社
コンピテンシー ◎批判的思考力,◎問題解決力,○他者理解力
カラーコード  
単位数 2.0単位 履修年次 12

担当教員 荒木 美奈子
学期 前期
曜日・時限・教室
火曜 5 6 文教育学部1号館811室

受講条件・その他注意
特になし

授業の形態
演習

教科書・参考文献
授業にて適宜紹介する。

ALH区分
ALH(自発的な学習時間枠)※を実施する

アクティブラーニングの技法
輪読

評価方法・評価割合
発表=40%,授業への参加態度=30%,ALH(自発的な学習時間枠)=30%(レポート2回)

主題と目標
「持続可能な開発目標(SDGs)」は先進国を含む全ての国や地域を対象とし広く普及してきたが、開始から目標達成の2030年までの折り返し点を通過したものの、貧困・格差、気候変動の深刻化、紛争、難民問題、食料・水・エネルギー問題など多岐にわたる課題を抱えている。「持続可能な開発/発展とは」「持続可能な社会とは」といった問いを、関連する文献を多面的・批判的に読み解きながら検討していく。

授業計画
第1回 オリエンテーション: 授業の趣旨、進め方、評価方法などの説明。
第2回 ブレインストーミング、文献と担当者・担当回の決定
第3回から第14回:文献講読とディスカッション
 *うち2回は、ALH(レポート作成)とする。
第15回:総合討論・総括
【授業13回+ALH2回=計15回】

*授業で扱う文献と担当者を決めるため、第1回及び2回目の授業に欠席する場合は、事前に荒木(araki.minako@ocha.ac.jp)に連絡をすること。
*以下のような文献が候補として挙げられるが、履修者の関心に沿った論文も取り上げていく。
古沢広祐(2020)『食・農・環境とSDGs―持続可能な社会のトータルビジョン』農文協
斎藤幸平(2020)『人新世の「資本論」』集英社新書
南博・稲場雅紀(2020)『SDGs―危機の時代の羅針盤』岩波新書
関根久雄編(2021)『持続可能な開発における<文化>の居場所』春風社
児玉谷史朗ほか編(2021)『地域研究へのアプローチーグローバル・サウスから読み解く世界情勢』ミネルヴァ書房
野田真理編(2023)『SDGsを問い直す―ポスト/ウィズ・コロナと人間の安全保障』法律文化社
セルジェ・ラトゥーシュ〔著〕、中野佳裕〔訳〕(2010)『経済成長なき社会発展は可能か?<脱成長>と<ポスト開発>の経済学』作品社
―(2013)『<脱成長>は、世界を変えられるか?贈与・幸福・自律の新たな社会へ』作品社

時間外学習
担当者のみならず参加者全員が文献をあらかじめ読んだうえで出席すること。担当者は、担当文献をまとめるだけはなく、批判的に考察し、疑問や論点を整理し、関連文献などにも目を通しレジュメを作成すること。

学生へのメッセージ
専門分野は問いません。地域社会の発展や変容、持続可能な社会のあり方などについて活発な意見交換ができることを期待します。
授業に関する連絡やレジュメ・資料の掲載は、Moodleを通して行います。履修希望者は、事前に自己登録を行ってください。

学生の問い合わせ先
araki.minako@ocha.ac.jp