都市デザイン演習[24K6112]

科目名
Course Title
都市デザイン演習[24K6112]
Urban Design Studio
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 生活工学共同専攻 クラス 生活工学
コンピテンシー ◎批判的思考力,◎創造的思考力
カラーコード  
単位数 2.0単位 履修年次 12

担当教員 藤山 真美子
学期 後集中

授業の形態
講義,演習

教科書・参考文献
用いる教材については、授業の際、適宜指示します。

ALH区分
ALHを実施しない

評価方法・評価割合
発表=50%,授業への参加態度=50%(授業内での質疑応答やディスカッション)

主題と目標
都市は、歴史や自然もしくは人々の営みによって形成された場所性や記憶の集積として、都市文脈の更新と再定義を繰り返しながら後世へと継承される。本演習授業では、身近な都市空間のフィールドサーベイを通して、対象とする都市空間の環境ポテンシャルを顕在化するレジリエントな都市環境の再生手法を検証し、最適な都市デザインのあり方を考える。現代の都市が抱える今日的課題を自ら発見し、評価軸を探り、広域な都市デザインに適応可能な戦略を組み立てる基礎的な分析および創作能力の体得を達成目標とする。

授業計画
【フィールドワーク】
第01回.ガイダンス:課題説明
第02回.レクチャーT:地形や水系を軸に都市環境を読み解く
第03回.フィールドワーク準備:事前の経路設定および周辺環境情報の整理
第04回.フィールドワーク:敷地調査
第05回.フィールドワークレビュー:フィールドワーク調査内容の整理・分析

【課題設定・提案】
第06回.レクチャーU:グレイ・インフラからグリーン・インフラへの転換とデザインの可能性を考える
第07回.調査結果を踏まえた都市地図の作成と都市的課題に対する提案の検討
第08回.中間発表会
第09回.事例調査:都市的課題の類似事例
第10回.事例調査:提案内容の類似事例
第11回.エスキス

【提案内容の多面的評価】
第12回.レクチャーV:スマート・エコロジカルな視点で都市・環境・生活の接点を組み立てる
第13回.提案を通した多様な都市的便益の可能性検討
第14回.エスキス
第15回.最終発表会

時間外学習
各学生による課題設定や提案内容については、授業時間外にも関連事例を書籍や論文から調べるなどして積極的に知識を広げ、自身の発表内容のブラッシュアップにつなげていってください。

学生へのメッセージ
都市デザインという言葉からは、壮大な対象を取り扱うように感じますが、一方で、現代のまちづくりには市民や生活者が主体となるアクティビティの創出が欠かせません。本授業を通じて、ヒューマンスケールな場の創造とネットワーク上に拡張するシステムの両面で都市を創造する視点を議論したいと思います。

学生の問い合わせ先
教室や授業の実施形態については、初回授業開始前に履修者へ連絡します。その他不明点等があれば、担当教員にメールでご相談ください。