国際協力方法論T[25B2078]

科目名
Course Title
国際協力方法論T[25B2078]
Approaches to International CooperationT
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 グローバル文化学環 クラス グローバル文化学環
コンピテンシー ◎批判的思考力,◎問題解決力,◎エージェンシー
カラーコード
単位数 2.0単位 履修年次 24

担当教員 荒木 美奈子
学期 前期
曜日・時限・教室
火曜 3 4 文教育学部1号館307室

受講条件・その他注意
・3年生以上で履修を希望する学生は、事前に、担当教員にメール(araki.minako@ocha.ac.jp)で相談をしてください。
・授業に関する案内や配布資料をMoodleを使用して行なうため、履修予定の学生は、Moodleに事前登録をしてください。

授業の形態
講義,演習

教科書・参考文献
教科書は使用しません。授業中に参考文献を提示します。

ALH区分
ALH(自発的な学習時間枠)※を実施する

アクティブラーニングの技法
ブレインストーミング,問題基盤型学習(PBL:Problem Based Learning),PBL(プロジェクト型学習)

評価方法・評価割合
発表=20%,授業への参加態度=50%,ALH(自発的な学習時間枠)=30%

主題と目標
「国際協力学」のアドバンス科目であり、国際協力や「開発」をめぐるテーマについてより専門的に学びながら、批判的考察力や洞察力などを磨いていくことを目標とします。国際社会は、貧困・格差、紛争・難民問題、気候変動、環境問題、災害、食料・水・エネルギー問題、感染症など多岐にわたる問題群に直面していますが、国際機関、二国間援助機関、NGO/NPO、企業などのアクターのみならず、私たちひとりひとりがこれらを「自分事」として捉え、主体的にコミットすることが求められています。授業前半では、近年の国際情勢の動向とそれらをめぐる国際協力について、講義/演習を通して学んでいきます。授業後半は、国際社会が直面している問題群のなかからテーマを絞り、演習(プレゼンや討論)を通して議論を深めていきます。

授業計画
第1回 (4月15日)オリエンテーション:授業の趣旨・計画、進め方、評価方法などの説明を行います。
第2回(4月22日)国際情勢と国際協力についてのブレインストーミング
第3回【ALH1】国際社会が直面する課題と多様なアクターについてレポート作成
第4回(5月13日)国際社会が直面する課題と多様なアクターによる援助・支援の動向(1)
第5回(5月20日) 国際社会が直面する課題と多様なアクターによる援助・支援の動向(2)
第6回(5月27日) 日本の国際協力(1)政府開発援助(ODA)、TICAD 9の開催、二国間援助機関
第7回(6月3日)日本の国際協力(2)NGO/NPO、企業など
第8回(6月5日)【ALH2】文献を読んでプレゼンの準備をする
第9回〜14回:受講者の関心を踏まえ、貧困・格差、紛争・難民問題、気候変動、環境問題、災害、食料・水・エネルギー問題、感染症など多岐にわたる問題群からテーマを絞ります。各回担当者を決め、担当者による報告とそれに対する討論を行います。
第15回(7月22日)総合討論、総括

【授業13回+ALH2回=計15回】
※受講者の人数により、前半と後半の回数を調整します。

時間外学習
1)講義科目の「国際協力学」とは異なり、「国際協力方法論I」は演習をより重視した科目です。受け身ではなく、主体的に取り組むことが求められます。
・授業前半は、参考文献を読んだり関連サイトを閲覧するなど十分な準備をしたうえで授業に臨み、積極的に発言をしてください。授業後にコメント・ペーパーを作成してもらいます。
・授業後半は、担当回の報告準備のみならず、他の担当者の報告資料や関連文献を読んだうえで授業に参加してください。
2)学内外のセミナー・研究会、イベントなどの情報を随時共有します。積極的に参加してください。

学生へのメッセージ
1)国際社会が抱える困難や諸問題、それらへの支援・協力について理解を深め、批判的・建設的に議論をし、アクションに結び付けていきたいと思っている人を歓迎します。受講者間で切磋琢磨し、相互の学びに繋がる場を創っていきましょう!
2)「国際協力方法論I」の授業では、国際社会が直面する困難や問題、支援や協力に焦点をあてますが、対象となる国々は多様な地域特性や魅力的な側面を併せ持っています。今年度後期に開講する「アフリカ社会文化論」は、ネガティブな側面のみならずポジティブな側面もとりあげ多面的にアフリカの国や地域を理解することを目指す授業です。来年度は開講しませんので、機会があれば併せての受講をお勧めします。

学生の問い合わせ先
荒木(araki.minako@ocha.ac.jp)