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開発研究実践論
[25J1069]
科目名
Course Title
開発研究実践論
[25J1069]
Development Studies and Practices
科目区分・科目種
開発・ジェンダー論コース
クラス
ジェ社
コンピテンシー
◎批判的思考力,◎エージェンシー,○問題解決力
カラーコード
単位数
2.0
単位
履修年次
1
〜
2
年
担当教員
荒木 美奈子
学期
前期
曜日・時限・教室
火曜
7
〜
8
限
文教育学部1号館817室
受講条件・その他注意
文献の輪読・討論に入る前に、「持続可能な開発目標(SDGs)」についての基礎講義を行います。基礎知識が十分でない人でも受講が可能です。
授業の形態
講義,演習
教科書・参考文献
教科書は使用しません。
ALH区分
ALHを実施しない
アクティブラーニングの技法
輪読
評価方法・評価割合
発表=担当回の報告 60%,授業への参加態度=毎回の授業への積極的コミットメント 40%
主題と目標
本授業では、開発研究や実践において中心的なテーマのひとつである「持続可能な開発目標(SDGs)」に焦点をあてます。SDGsの目標達成年である2030年まで残り5年ほどとなりましたが、貧困・格差、紛争・難民問題、人権、ジェンダー平等、気候変動、食糧・水・エネルギー問題、感染症など多岐にわたる複雑な問題群を抱えています。本授業では、SDGsに至る開発理論・政策の変遷や基本的な議論を概説したうえで、文献の輪読と討論を通して、SDGsに関する取り組みを多面的・批判的に検証し、ポストSDGsに向けての議論に繋げていくことを目的とします。
授業計画
第1回:オリエンテーション: 授業の趣旨・進め方・評価方法などの説明(第1回目の授業に欠席の場合は、事前にaraki.minako@ocha.ac.jpに連絡すること)。
第2・3回【開発理論・政策の変遷】近代化論、従属理論、持続可能な開発(萌芽期)、内発的発展論、参加型開発、開発と女性(WID)/ジェンダーと開発(GAD)、人間の安全保障、「ミレニアム開発目標(MDGs)」などを経て「持続可能な開発目標(SDGs)」に至る変遷を概説、SDGsについての基本的な議論の説明
第4回:第2回と3回の授業に基づく討論、5回目以降のスケジュール・担当者の確認
第5回〜14回:担当者による報告と質疑応答・討論
第15回:総合討論・総括
※ 以下の文献が候補として挙げられるが、これら以外にも関連する図書や論文は多数ある。受講学生の興味・関心を踏まえ授業で扱う文献を決め、毎回担当者を決め、輪読していく。
白砂伸夫ほか編(2024)『SDGs時代における学問の挑戦―環境・社会・経済から持続可能性を考察する―』ミネルヴァ書房
関根久雄編(2021)『持続可能な開発における<文化>の居場所―「誰一人取り残さない」開発への応答』春風社
野田真理編(2023)『SDGsを問い直す―ポスト/ウィズ・コロナと人間の安全保障』法律文化社
古沢広祐(2020)『食・農・環境とSDGs―持続可能な社会のトータルビジョン』農文協
南博・稲場雅紀(2020)『SDGs―危機の時代の羅針盤』岩波新書
時間外学習
担当者は、単に担当文献をまとめるのではなく、関連する文献やデータを調べ、疑問や論点を整理するなど工夫をこらしてレジュメを作成して下さい。担当者以外の参加者もその日に扱う文献を読み十分に準備したうえで授業に参加して下さい。
学生へのメッセージ
SDGsは、地球規模の問題や国・地域が抱えるさまざまな問題群を網羅しているため、受講生の研究テーマに何らかの形で関連しているはずです。異なる関心をもつ学生が集まることにより学びの幅が広がり、多様な観点からの議論が展開されることを期待しています。
学生の問い合わせ先
荒木(araki.minako@ocha.ac.jp)