哲学概論T[26B0493]

科目名
Course Title
哲学概論T[26B0493]
Introduction to PhilosophyT
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 哲学・倫理学・美術史コース クラス 哲学・倫理学・美術史コース
コンピテンシー ◎批判的思考力,○問題解決力
カラーコード
単位数 2.0単位 履修年次 14

担当教員 佐藤 有理
学期 前期
曜日・時限・教室
月曜 7 8 共通講義棟2号館101室

受講条件・その他注意
受講条件はとくにありません。ただし、後期開講の「哲学概論II」と合わせて履修することを想定しています。

授業の形態
講義

教科書・参考文献
以下の講義回ではベースとする予定の日本語書籍があるので共有しておきます。ただし教科書指定にはせず、また買い揃える必要もありません。
-問題1. 『ヒトの言葉 機械の言葉– 「人工知能と話す」以前の言語学』 川添愛、角川新書 (2020) 978-4040823485
-問題2. 『あいまいな会話はなぜ成立するのか』 時本真吾、岩波科学ライブラリー (2020)978-4000296953
-問題3. 『マインド–心の哲学』ジョン・R・サール、ちくま学芸文庫(2018)978-4480098856
-方法1. 『最新版 論文の教室–レポートから卒論まで』戸田山和久、NHKブックス(2022)978-4140912720
-問題4. 『知識の哲学』 戸田山和久、産業図書(2002)978-4782802083
-方法2.『新版 論理トレーニング』野矢茂樹、産業図書(2006)978-4782802113
他の参考文献については授業のなかで紹介します。授業スライドはダウンロードできるようにします。

ALH区分
ALH(自発的な学習時間枠)※を実施する

評価方法・評価割合
期末試験=50%,授業への参加態度=30% (リアクションペーパーに書かれた意見や内容等で判断),ALH(自発的な学習時間枠)=20%

主題と目標
英語圏の現代哲学(主に分析哲学)に焦点を当てた哲学の俯瞰・入門科目です。
(1) 哲学はどのような問題を扱っているのか [問題]、主要トピックを解説します。知識の習得が目標です。
(2) 哲学の研究論文は実際どのようなものか [論文]、出版されている英語論文を一文ずつ読んでいきます。体験することが目的です。*試験範囲にせず、ALHのターゲットとします。
(3) 哲学の研究方法はどのようなスキルとして一般化されるか [方法]、論証として捉えて解説と演習を行います。スキルの習得が目標です。
期末試験では、それぞれの内容を正確に理解し、自分の言葉で説明できているかを評価します。

授業計画
第1回:導入、哲学研究の最近の動向
第2回:問題1. 言葉の意味を理解するとは(1) 【言語哲学】
第3回:問題1. 言葉の意味を理解するとは(2) 【言語哲学】
第4回:問題2. コミュニケーションを可能にする能力とは【言語哲学】
第5回:問題3. 心はどこにあるのか(1) 【心の哲学】
第6回:問題3. 心はどこにあるのか(2) 【心の哲学】
第7回:論文1. Searle — “Is the brain's mind a computer program?” (1990)
第8回:方法1. 論文の書き方
第9回:問題4. 知っているとはどういうことか 【認識論】
第10回:論文2. Gettier — “Is justified true belief knowledge?” (1963)
第11回:方法2. 論証構造分析(1)
第12回:方法2. 論証構造分析(2)
第13回:ALH 1. 論文1あるいは2の要約の作成
第14回:ALH 2. 提出された論文要約にコメントをつけて返すのでリバイズをする
第15回:まとめ

時間外学習
論文パートで読む予定の論文については、該当の授業回までに手にいれて目を通しておくようにしてください(入手方法については授業内でアナウンスします)。他の回については、個々のトピックの話の流れを自分で再構成できるよう十分復習をするようにしてください。

学生へのメッセージ
論文パートでは、比較的分かりやすい古典論文を選択するつもりですが、それでも内容を完全に理解することはまだ難しいかもしれません。ですが、「哲学は実際何をやっているのか、どんな学問なのか」を理解するのに、一次文献である(英語)原典の論文を読む以上の早道はありません。二次文献である日本語の解説を読んだり聞いたりするのとは違った哲学の深さやおもしろさに触れられることを期待しています。

学生の問い合わせ先
オフィスアワー、連絡先は初回の授業でお伝えします。