哲学概論U[26B0494]

科目名
Course Title
哲学概論U[26B0494]
Introduction to Philosophy U
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 哲学・倫理学・美術史コース クラス 哲学・倫理学・美術史コース
コンピテンシー ◎批判的思考力,○問題解決力
カラーコード
単位数 2.0単位 履修年次 14

担当教員 佐藤 有理
学期 後期
曜日・時限・教室
月曜 7 8 共通講義棟1号館301室

受講条件・その他注意
前期開講の「哲学概論I」と合わせて履修することを想定しています。ただし、後期のみを履修する方へ必要なフォローはします。

授業の形態
講義

教科書・参考文献
以下の講義回ではベースとする予定の日本語書籍があるので共有しておきます。ただし教科書指定にはせず、また買い揃える必要もありません。
-導入.『論理と哲学の世界』吉田夏彦、ちくま学芸文庫(2017)978-4480097613
-問題5.『幸福とは何か』森村進、ちくまプリマー新書(2018)978-4480683298
-問題5.『NUDGE 実践行動経済学 完全版』 リチャード・セイラー & キャス・サンスティーン、日経BP(2022)978-4296000982
-問題6.『科学を語るとはどういうことか (増補版)』須藤靖 & 伊勢田哲治、河出書房(2021)978-4309254272
-問題6.『科学(者)の中の哲学(者)-哲学の生存戦略とそのアジェンダ』 戸田山和久、哲学の探究 29号(2002)
https://www.wakate-forum.org/data/tankyu/29/2.pdf
-方法5.『データ分析の力-因果関係に迫る思考法』 伊藤公一朗、光文社新書(2017) 978-4334039868
-方法5&6.『論証の教室(入門編)-インフォーマル・ロジックへの誘い』倉田剛、新曜社(2022)978-4788517592
-問題9.『悲しい曲の何が悲しいのか-音楽美学と心の哲学』源河亨、慶應義塾大学出版会(2019)978-4766426342
-問題9.『近代美学入門』井奥陽子、ちくま新書(2023)978-4480075840
他の参考文献については授業のなかで紹介します。授業スライドはダウンロードできるようにします。

ALH区分
ALH(自発的な学習時間枠)※を実施する

評価方法・評価割合
期末試験=50%,授業への参加態度=30% (リアクションペーパーに書かれた意見や内容等で判断),ALH(自発的な学習時間枠)=20%

主題と目標
英語圏の現代哲学(主に分析哲学)に焦点を当てた哲学の俯瞰・入門科目です。
(1) 哲学はどのような問題を扱っているのか [問題]、主要トピックを解説します。知識の習得が目標です。
(2) 哲学の研究論文は実際どのようなものか [論文]、出版されている英語論文を一文ずつ読んでいきます。体験することが目的です。*試験範囲に含めません。
(3) 哲学の研究方法はどのようなスキルとして一般化されるか [方法]、論証として捉えて解説と演習を行います。スキルの習得が目標です。
期末試験では、それぞれの内容を正確に理解し、自分の言葉で説明できているかを評価します。

授業計画
第1回:導入. 現代における哲学の意義(前期の復習を含む)
第2回:問題5. みんなが幸せに生きる(ウェルビーイング)社会を実現するために 【社会哲学】
第3回:方法3. 演繹的推論
第4回:方法4. 定義
第5回:問題6. 科学的であるとは(1) 【科学哲学】
第6回:問題6. 科学的であるとは(2) 【科学哲学】
第7回:方法5. アブダクションおよび因果推論
第8回:方法6. 帰納的推論およびアナロジー
第9回:問題7. 世界にはどのような種類のものが存在するか 【存在論】
第10回:論文3. Smith — “Relations in biomedical ontologies” (2005)
第11回:問題9. 美的判断に客観性はあるか 【美学】
第12回:論文4. Nussbaum — “Not for Profit” (2010)
第13回:ALH 1. 論文3あるいは4の要約の作成
第14回:ALH 2. 提出された論文要約にコメントをつけて返すのでリバイズをする
第15回:まとめ

時間外学習
論文パートで読む予定の論文については、該当の授業回までに手にいれて目を通しておくようにしてください(入手方法については授業内でアナウンスします)。他の回については、個々のトピックの話の流れを自分で再構成できるよう十分復習をするようにしてください。

学生へのメッセージ
論文パートでは、比較的分かりやすい古典論文を選択するつもりですが、それでも内容を完全に理解することはまだ難しいかもしれません。ですが、「哲学は実際何をやっているのか、どんな学問なのか」を理解するのに、一次文献である(英語)原典の論文を読む以上の早道はありません。二次文献である日本語の解説を読んだり聞いたりするのとは違った哲学の深さやおもしろさに触れられることを期待しています。

学生の問い合わせ先
オフィスアワー、連絡先は初回の授業でお伝えします。