第1回:導入−データベースとは何か− データベースの歴史から基本的な概念と仕組み、利点と欠点までを概説し、データベースに対する興味関心を向上させる。 第2回:身近なところで活用されているデータベース(1) 私たちの身のまわりで使われているデータベースの事例を紹介し、現代社会におけるデータベースの意義や役割について理解する。 第3回:データベースの仕組みと動作環境 データベースの概念を学習したうえで、データベース管理システムの役割を理解する。また、データベースの動作に必要とされるネットワーク環境やハード・ソフトウェア環境について理解する。 第4回: データベースにおける概念設計 データベースの概念設計手法について学習する。データベース設計全体を概観したうえで、実世界の概念を概念データモデルに落とし込む方法について理解する。 第5回: リレーショナルデータモデル データベースにおける論理データモデルであるリレーショナルデータモデルについて学習する。さらに、実体−関連モデルをリレーショナルデータモデルに変換する手法について理解する。 第6回: データ操作 リレーショナルデータベースを操作するための演算体系を学習する。リレーショナル代数について詳述し、射影演算や選択演算、結合演算などによりデータ操作が行えることを理解する。 第7回:正規化 リレーショナルモデルの正規化について学習する。正規化を行う必要性やそれによるメリットについて理解する。 第8回: データベース言語 データベース言語の役割および代表的なリレーショナルデータベース言語であるSQLについて学習し、理解する。 第9回: データベース管理システム(1) コンピュータ上に構築されたデータベースを操作したり、管理したりする仕組みを学習し、理解する。 第10回: データベース管理システム(2) データベース管理システムにおける処理単位のトランザクションとその処理が持つべき特性について学習し、理解する。 第11回:データベースの発展技術(1) リレーショナルデータベース以外のデータベースモデル(NoSQLデータベース)について、データベースの機能とデータ形式に注目して特徴を理解する。また、ビッグデータ時代のデータベースに求められる高機能・高速性を実現するための技術について学習する。 第12回:データベースの発展技術(2) マルチメディア・データに関するデータベースの枠組みについて学習するとともに、ドキュメント(文書)データの検索等の処理の基本について学び、理解する。 第13回:データベースの発展技術(3) マルチメディア・データのうち画像、映像、音声データの検索等の処理の基本について学び、理解する。 第14回(ALH):身近なところで活用されているデータベース(2) 受講生の関心に基づき、Web上の既存の人文・社会分野におけるデータベースについてリサーチし、本科目を通じて学んできた内容をもとに、当該データベースの意義や役割、また課題について考察してレポートする。これにより、データベースに対する興味関心をさらに向上させる。 第15回:まとめ これまで学んできた内容を復習したうえで、これからのデータベースについて考える。
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