教育社会学特殊講義[23B1054]

科目名
Course Title
教育社会学特殊講義[23B1054]
Advanced Lectures in Educational Sociology
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 教育科学コース クラス 教育科学コース
コンピテンシー ◎批判的思考力,◎協働力,◎創造的思考力,◎他者理解力,◎問題解決力,◎対人葛藤解決力,◎省察的思考力,◎自己制御力,◎内的統制感
カラーコード
単位数 2.0単位 履修年次 14

担当教員 濱中 淳子
学期 前集中
日程・時限・教室
2023/08/29 1 10 (9:00 18:10) 共通講義棟1号館102室
2023/08/30 3 10 (10:40 18:10) 共通講義棟1号館102室
2023/08/31 3 10 (10:40 18:10) 共通講義棟1号館102室

受講条件・その他注意
3日間の集中講義の授業すべてに参加できる学生に限る。
PCを用いた演習を行う予定なので、各自用意しておくこと。

授業の形態
講義,演習,実習・実技,対面授業のみ

教科書・参考文献
轟亮・杉野勇・平沢和司編『入門・社会調査法〔第4版〕: 2ステップで基礎から学ぶ』(2021・法律文化社)
参考文献:上野千鶴子『情報生産者になる』(2018・ちくま新書)

ALH区分
ALH(アクティブ・ラーニング・アワー)※を実施する

アクティブラーニングの技法
アンケート調査,授業前レポート

評価方法・評価割合
その他=理解度確認テスト50%,授業への参加態度=20%(毎回のリアクションペーパーに 書かれた意見や内容等で判断する),ALH(アクティブ・ラーニング・アワー)=30%(課題の内容等で判断する)

主題と目標
教育社会学における調査法を学ぶ。卒論などで、自分で調査を設計し分析できることを目指し、その基礎をつくる。調査設計および実施方法に力点を置き、文献のほか、ミニ演習を交えて学ぶ。本科目は、社会調査士取得のためのカリキュラムの中のB「調査設計と実施方法に関する科目」である。
一通り、社会調査の過程を全て体験する。とくに仮説作りの苦悩や、なかなか思うようにはいかない分析(論理的推論の末の解決)などを経験できる。
授業は、とくに以下の点の習得に力点をおいて進める。
ア)サンプリング
イ)調査票の構成と質問文の作り方
ウ)調査の方法(実査の方法、調査票の配布と回収法等)
エ)調査データの整理(コーディング・データクリーニング等)

授業計画
第1回 イントロダクション・ガイダンス
第2回 社会調査法の理論的学習1:社会調査の目的と意義
第3回 社会調査法の理論的学習2:社会調査の企画・設計
第4回 社会調査法の理論的学習3:サンプリング
第5回 社会調査法の理論的学習4:ワーディング

*【ALH】既存調査に回答し、その特徴について考えることで、調査への理解を深めます。

第6回 調査票の研究1:調査票の構成
第7回 調査票の研究2:調査票の作成:テーマは担当教員が提示します。
第8回 調査票の研究3:調査票の作成(続き)
第9回 調査票の研究4:グループワーク:各自の調査票を持ち寄り、グループとして1つの調査票にまとめます。

*【ALH】作成したアンケートの実査に取り組み、反省点を検討してもらいます。

第10回 ミニ調査による演習:調査作成の留意点
第11回 ミニ調査による演習:エディティング、コーディング・入力・データクリーニング
第12回 ミニ調査による演習:分析実践から調査票を見直す
第13回 理解度確認テスト・解説

時間外学習
教科書を用いた授業の予習・復習時間は各2時間を標準とします。

学生へのメッセージ
ただ毎日を流されるように生きていると、この授業の意義に気が付くことは難しいでしょう。自然科学ではなく、社会科学で「問題を発見すること」、「問いをたてること」、「実証すること」がなぜ重要なのか、授業を通して実感することを期待しています。