保育マネジメント論特論[23J2414]

科目名
Course Title
保育マネジメント論特論[23J2414]
Early Childhood Care and Education Management T
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 保育・児童学コース クラス 人発
コンピテンシー ◎協働力,◎創造的思考力,◎省察的思考力,○批判的思考力,○他者理解力
カラーコード  
単位数 2.0単位 履修年次 12

担当教員 宮里 暁美
学期 前期
曜日・時限・教室
火曜 11 12 人間文化研究科棟105室

受講条件・その他注意
保育マネジメントに対して関心をもち、実践と関連付けながら学びを深めることを期待します。

授業の形態
講義,一部オンライン授業あり

教科書・参考文献
保育の質を高めるマネジメント 著:矢藤誠慈郎 建帛社 
保育の変革期を乗り切る園長の仕事術 著:田澤里喜、若月芳浩 中央法規
「聴く」ことの力 著:鷲田清一 CCCメディアハウス

ALH区分
ALH(アクティブ・ラーニング・アワー)※を実施する

アクティブラーニングの技法
フィールドワーク,授業前レポート

評価方法・評価割合
小論文(レポート)=30% 学び全体を関連付けて論へと展開していく内容に対して総合的に判断する。,発表=20% 課題理解の内容や探究の具体性、独自性等の観点から総合的に判断する。 ,授業への参加態度=30% 授業内での発言やリアクションペーパー等の内容等で判断する。,ALH(アクティブ・ラーニング・アワー)=20% 各自の取り組みの実際に対して総合的に判断する。

主題と目標
保育の質を組織的に高めるためには、リーダーが組織をマネジメントする必要がある。マネジメントの意識をもち職員一人一人の良さを引き出す園運営を実現するリーダーの下で、よりよい保育実践が実現する。乳幼児教育施設は一般企業に比べて組織規模が小さくリーダーの影響力が大きい。本授業では、具体的な事例を検討しながら、豊かな保育実践を実現するリーダーの役割や組織の構築、園運営構想の在り方等について学んでいく。

授業計画
第1回
オリエンテーション 保育マネジメント基本的な考え方
文京区立お茶の水女子大学こども園の実践から
第2回
保育マネジメントブックレットvol.1 ー保育マネジメントの現状と展望ーから捉えられること
第3回
日本生態心理学会第 9 回大会 オープンフォーラム 素材とレイアウトの可能性:宮里暁美氏インタビュー 山ア寛恵(東京学芸大学)から見えてくる保育マネジメントとは?
*「問いかける」→「聴く」 「聴く」ことで始まること
第4回
文献購読 鷲田清一「聴く」ことの力―臨床哲学試論 1
第5回
文献購読 鷲田清一「聴く」ことの力―臨床哲学試論 2
第6回
文献購読 鷲田清一「聴く」ことの力―臨床哲学試論 3
第7回
文献購読 鷲田清一「聴く」ことの力―臨床哲学試論 4
第8回
実践例検討(保育マネジメントの在り方について実践例を収集) ALH
第9回
実践例報告・討議(保育マネジメント実践例の報告と討議)
第10回
ゲストスピーカー(保育実践者より話を聞き、保育マネジメントの在り方について討議)1
第11回
ゲストスピーカー(保育実践者より話を聞き、保育マネジメントの在り方について討議)2
第12回
課題確認(保育マネジメントの特色:キーワードの選定)
第13回
資料収集、保育マネジメントについて発表資料作成 ALH
第14回
発表(保育マネジメントの在り方について) 1
第15回
発表(保育マネジメントの在り方について)2

時間外学習
保育マネジメントについて、主体的に様々な文献や事例にあたり学びを深めることを期待します。

学生へのメッセージ
保育現場において質の充実が求められています。質の充実とは、子どもたち一人一人の確かな育ちを支える保育の実現であり、保育する喜びを実感する保育者の創造です。本授業では、文献購読や実践報告等、参加者の主体的な学びにより、保育マネジメントの在り方について学びます。積極的な受講を期待します。なお、講義方法はオンラインを基本としますが、必要に応じて対面を併用します。詳しくは講義の中で相談します。

学生の問い合わせ先
miyasato.akemi@ocha.ac.jp