現代社会論[24B1017]

科目名
Course Title
現代社会論[24B1017]
Contemporary Society
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 社会学コース クラス 社会学コース
コンピテンシー ○批判的思考力,○創造的思考力,○問題解決力
カラーコード
単位数 2.0単位 履修年次 14

担当教員 稲葉 昭英
学期 前期
曜日・時限・教室
月曜 9 10 共通講義棟1号館303室

受講条件・その他注意
社会調査士認定科目Aとして認定される予定である。

授業の形態
講義

教科書・参考文献
轟亮・杉野勇(編), [2010]2021, 『入門・社会調査法〔第4版〕』, 京都: 法律文化社.
杉野勇, 2017, 『入門・社会統計学』, 京都: 法律文化社.

ALH区分
ALHを実施しない

評価方法・評価割合
期末試験=50,小論文(レポート)=30,授業への参加態度=20

主題と目標
 本講義では,社会調査を中心に据えながら社会科学の理論と研究方法を幅広く学習する。1. 社会調査の意義と目的,2. 社会調査の歴史,3. 社会調査の倫理,4. 社会調査の種類と方法,5. 量的調査,6. 質的調査を学ぶ。社会調査を通じて,現代社会の様々な現象について考えていきたい。

授業計画
第1回
イントロダクション:社会調査とは
第2回
社会調査の目的と意義
第3回
社会科学の方法と社会調査
第4回
公的統計と国勢調査(人口センサス)
第5回
社会調査史
第6回
社会調査の倫理とIRB制度
第7回
社会調査の類型:量的調査と質的調査,横断調査/縦断調査/パネル研究
第8回
社会調査の実例:代表的な縦断的調査(SSM,JGSS,NFRJ,国民性調査)
第9回
[ALH] 公開データ・公表情報の活用:統計局,SSJDA,統計数理研究所。これらについてウェブリソースを中心に試用してみる。
第10回
“量的”調査:統計的推測と標本抽出
第11回
“量的”調査:データ収集モード,自記式/他記式,SDB
第12回
“質的”調査:社会踏査,フィールドワーク
第13回
“質的”調査:内容分析,計量テキスト分析,QDAソフトウェア
第14回
“質的”調査と推論・一般化,ケース選択(QCA, MSDO/MDSO)
第15回
[ALH] “質的”調査と“信頼性・妥当性”,結果や報告の受容基準,研究結果を誰もが共有できるための基準について考察する。

時間外学習
授業では書籍以外にも多くのウェブサイトを紹介するので積極的に情報収集する事。

学生へのメッセージ
SNSやテレビ,新聞など,日常のメディア環境に社会調査(アンケート,世論調査)に関わるものは溢れているので,常にそうしたものに注意を向けながら受講してほしい。「ウェブアンケートのモニター」などに登録している人は,アンケートに回答する際に常に授業の内容を思い出して欲しい。

学生の問い合わせ先
akihide.inaba@keio.jp