学校社会学特殊講義[24B1055]

科目名
Course Title
学校社会学特殊講義[24B1055]
Advanced Lectures in School Sociology
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 教育科学コース クラス 教育科学コース
コンピテンシー ○批判的思考力,○創造的思考力,○問題解決力
カラーコード
単位数 2.0単位 履修年次 14

担当教員 寺崎 里水
学期 後期
曜日・時限・教室
月曜 3 4 共3-208【4講】

受講条件・その他注意
最初から最後まで通して参加できる学生に限る。

授業の形態
講義,実習・実技

教科書・参考文献
教科書:轟亮・杉野勇・平沢和司編(2021)『入門・社会調査法〔第4版〕−2ステップで基礎から学ぶ−』(法律文化社)
参考文献:上野千鶴子(2018)『情報生産者になる』ちくま新書
その他の参考文献は、必要に応じて適宜紹介する。

ALH区分
ALH(自発的な学習時間枠)※を実施する

アクティブラーニングの技法
ブレインストーミング,ピア・エディティング,アンケート調査

評価方法・評価割合
中間試験=ミニレポート2回 40%,小論文(レポート)=最終レポート 40%,授業への参加態度=ミニ演習・平常点 10%

主題と目標
 教育社会学における調査法を学ぶ。卒論などで、自分で調査を設計し分析できることを目指し、その基礎をつくる。調査設計および実施方法に力点を置き、文献のほか、ミニ演習を交えて学ぶ。本科目は、社会調査士取得のためのカリキュラムの中のB「調査設計と実施方法に関する科目」である。
 一通り、社会調査の過程を全て体験する。とくに仮説作りの苦悩や、なかなか思うようにはいかない分析(論理的推論の末の解決)などを含めて経験することになる。

授業計画
1.イントロダクション・ガイダンス
2.社会調査法の理論的学習1:社会調査の目的と意義
3.社会調査法の理論的学習2:社会調査の企画・設計
4.社会調査法の理論的学習3:サンプリング
5.社会調査の理論的学習4:問いを立てる(ALH)
6.社会調査法の理論的学習5:ワーディング
7.調査票の研究1:調査票の構成
8.調査票の研究2:質問文の作り方
9.調査票の設計の実際:実査の方法
10.ミニ調査の実施@:仮説の設定
11.ミニ調査の実施A:ワーディングの実際
12.ミニ調査の実施B:調査票の配布と回収およびエディティング、コーディング、パンチング、データクリーニング
13.ミニ調査の実施C:実査とデータベース作成、ワーディング
14.ミニ調査の実施D:調査の見直しとプレゼンテーション作成(ALH)
15.発表会とまとめ

時間外学習
授業時に出される課題、先行研究の収集と精読等に取り組むため、授業の事前事後に4時間程度の時間外学習を求める。

学生へのメッセージ
ミニ演習があるため最初から最後まで通して参加できる学生に限る。
ある程度ハードな授業であることが予想されるが、社会調査のプロセスを一通り経験できる機会となる。
オンデマンド型のオンライン授業をベースとしつつ、授業の内容に合わせてリアルタイムオンラインを併用する。