生活社会調査実習[24D0742]

科目名
Course Title
生活社会調査実習[24D0742]
Practice on Social Research
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 生活社会科学講座 クラス 生活社会科学講座
コンピテンシー ◎創造的思考力,◎問題解決力,◎内的統制感
カラーコード
単位数 2.0単位 履修年次 24

担当教員 脇田 彩
学期 後期
曜日・時限・教室
木曜 9 10 共通講義棟1号館202室

受講条件・その他注意
前期「生活調査法」(2クラス)で作成した調査票を用いた調査を実施し、その結果を分析します。2024年度「生活調査法」の授業に参加し、調査票の作成に参加した人のみ受講してください。
授業資料はMoodle等にアップロードします。

授業の形態
講義,実習・実技

教科書・参考文献
教科書:杉野勇,2017,『入門・社会統計学』法律文化社.
参考書は、授業内で適宜紹介する。

ALH区分
ALHを実施しない

アクティブラーニングの技法
ブレインストーミング,アンケート調査,ピア・インストラクション

評価方法・評価割合
小論文(レポート)=50%:調査報告書(レポートとその推敲),実習成果=10%:調査の実施、データ解析等への貢献,発表=20%:授業内で研究成果を発表,授業への参加態度=20%:実習への積極的参加、他者の研究へのコメント

主題と目標
前期「生活調査法」において作成した調査票をもちいて、調査の実施、データ作成、データの集計・分析、報告書の執筆をおこなう。前期「生活調査法」とあわせて、社会調査の一連のプロセスを体験的に学習し、社会調査をおこなうのに必要な知識と方法を身につけると同時に、問題を発見し、分析・考察し、成果を報告する力を養う。授業は主に実習形式で行う。

授業計画
第1回
調査の実施について
第2回
データの処理(1)
第3回
データの処理(2)
第4回
統計ソフトの活用、基本統計量(1)
第5回
基本統計量(2)
第6回
2変数の関連(1) クロス集計表
第7回
2変数の関連(2) 平均値の差の比較
第8回
2変数の関連(3) 相関係数、単回帰分析
第9回
多変量解析(1) 重回帰分析など
第10回
多変量解析(2) ロジスティック回帰分析など
第11回
分析結果のまとめと考察
第12回
報告書の執筆
第13回
報告書の発表
第14回
調査報告書(レポート)の修正・推敲 (1)
第15回
調査報告書(レポート)の修正・推敲 (2)

時間外学習
作成した調査票を用いて収集したデータを、R等の統計ソフトを用いて分析し、各自が発表・報告書執筆を行う。授業内ではデータ作成・分析手法の解説、発表や個人報告の指導を主に行うため、実際の分析・データのまとめ・執筆作業などのために時間外の学習が必要になる。また、分析結果の考察のために追加で先行研究を探索・整理することも必要となる。学期末のレポート執筆に際しては、教員と相談しながら書き進め、通常授業終了後にも推敲・修正を行う。

学生へのメッセージ
前期「生活調査法」で作成した調査票に基づく調査データを用いてデータ作成・分析・結果のまとめ・発表・報告書執筆という、社会調査の一連の過程を経験できる授業です。各過程について毎回解説を行い、指導します。毎回出席し、調査の各過程に積極的に取り組み、分からないことがあれば質問・相談してください。
分析とレポート執筆の過程では、何度かフィードバックを受けて修正を重ねることも必要になります。
社会調査士取得のためには、レポートを修正し、調査報告書に掲載できる水準に持って行く必要があります。

学生の問い合わせ先
メールで問い合わせること。