生活調査法[24D0747]

科目名
Course Title
生活調査法[24D0747]
Life Survey Research Methods
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 生活社会科学講座 クラス 生活社会科学講座
コンピテンシー ◎協働力,◎創造的思考力,◎問題解決力
カラーコード
単位数 2.0単位 履修年次 24

担当教員 脇田 彩
学期 前期
曜日・時限・教室
木曜 9 10 生活科学部本館122室

受講条件・その他注意
この授業は、2名の教員が2クラスで運営しています(もう1つのクラスの授業コードは24D0748です)。受講を希望する皆さんは、ひとまずこの科目(24D0747)で履修登録し、初回授業では本館122教室に集まってください。初回授業において、クラスの割り振りについて説明します。2回目の授業からは2クラスに分かれて授業を行います。

クラスが確定しましたら、Moodle等で授業資料を配布していきますので、自分が所属するクラスのMoodleに自己登録してください。

どちらのクラスで受講しても、2024年度後期「生活社会調査実習」(1クラス)とともに修得することにより、社会調査士G科目となります。前期「生活調査法」のみを履修することは可能です。

授業の形態
講義,実習・実技

教科書・参考文献
森岡清志編著、2007、『ガイドブック社会調査(第2版)』日本評論社。
参考書は、授業内で適宜紹介する。

ALH区分
ALHを実施しない

アクティブラーニングの技法
ブレインストーミング,アンケート調査,ディベート,チーム基盤型学習(TBL:Team Based Learning),ピア・インストラクション,ジグソー法

評価方法・評価割合
発表=自身の研究テーマについての授業内発表(10%),その他=研究テーマおよび調査に関する課題、調査項目案(60%)、各自の質問項目・調査票全体の推敲(10%),授業への参加態度=コメント、調査に関する議論への積極的参加(20%)

主題と目標
社会科学研究における社会調査の意義について理解を深め、その方法の基礎を習得すること、研究課題と仮説の設定、調査票の作成を目標とする。 講義と実習をともに含む科目である。講義においては、まず、社会調査の多様な手法として、質的・量的方法等について学習する。次に、構造化調査票を用いた調査の設計、サンプリング、調査票の作成、調査の実施、調査票回収後のコーディングと入力作業等、一連の過程の詳細について説明する。 講義を受けながら、実習部分において、学生が各自の問題関心に沿った仮説の構築、質問項目の作成を行い、各学生の質問項目を合わせた1つの調査票を授業内で完成させ、一連の調査過程を実際に体験できるようにする。

授業計画
第1回
・講義の内容、構成についての紹介ガイダンス
第2回
・文献・資料の探索
第3回
・社会調査と仮説検証
第4回
・社会測定
第5回
・社会調査のプロセス
第6回
・社会調査の多様な手法
第7回
・社会調査の倫理
第8回
・各自の研究課題、調査方法、分析計画の発表と検討
第9回
・調査票作成の実際(1)調査票全体の構造
第10回
・調査票作成の実際(2)質問項目案の作成
第11回
・調査票作成の実際(3)質問文の作成とワーディングの問題
第12回
・作成された調査票へのコメントと共同評価
第13回
・調査の実施について
第14回
・各自の質問項目の推敲
第15回
・調査票全体の推敲・実査準備

時間外学習
自身のテーマ設定、問いと仮説の設定、調査項目の作成にあたって、授業時間外にも先行研究・調査の探索・整理等の作業、グループ・ワークが必要となる。

学生へのメッセージ
実際に社会調査を行う経験を得られる授業です。本科目では、受講生一人ひとりが質問項目を作成し、授業全体で1つの調査票を作成するまでの過程を経験します。
社会調査を行う上で必要な実践的な知識を得て、実際の調査に向けて調査票を設計していきます。そのための指導は行いますので、受講生には意欲的に参加し、分からないことがあれば積極的に質問してほしいと思います。授業では、自ら設定したテーマについてよく調べること、丁寧に社会調査の各過程(先行研究の探索、テーマの設定、質問項目の作成など)に取り組むことが必要です。各過程を進めていくために、授業時間外の作業も必要になります。

前期「生活調査法」は2クラス開講ですが、後期「生活社会調査実習」は1クラスです。前期「生活調査法」のみ履修することができますが、社会調査士G科目として履修する人は2024年度後期「生活社会調査実習」をあわせて履修してください。

学生の問い合わせ先
メールで問い合わせること。