人体計測学演習(2)[24D2106]

科目名
Course Title
人体計測学演習(2)[24D2106]
Practice in Somatometry(2)
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 人間・環境科学科 クラス 人間・環境科学科
コンピテンシー ◎協働力,◎他者理解力,◎自己制御力
カラーコード
単位数 2.0単位 履修年次 2

担当教員 近藤 恵
学期 2学期
曜日・時限・教室
月曜 1 2 人間環境科学実験実習室
月曜 3 4 人間環境科学実験実習室

(1)、(2)が付く科目の履修方法
この科目は、(1)及び(2)を連続して履修してください(シラバスは両方とも確認してください)。
ただし留学により連続して履修できない場合は、担当教員に申し出てください。

受講条件・その他注意
人体に興味のある学生に是非勧めたい科目である。
他人の身体に触れたり、自分が触れられたりするのが不得手な人には向かないので、履修を勧めない。
受講に不安のある者は、事前に教員に相談すること。

授業の形態
演習,実習・実技

教科書・参考文献
教科書:講義の際に紹介する
参考書:
「骨学実習の手引き」寺田春水・藤田恒夫 南山堂
「生体観察」藤田恒太郎 南山堂
「分担解剖学アトラスI 運動器」文光堂
「生体の線計測法」保志宏 てらぺいあ(但し絶版のため、新規購入は困難)
「設計のための人体計測マニュアル」生命工学工業技術研究所編 日本出版サービス

ALH区分
ALHを実施しない

評価方法・評価割合
期末試験=実技試験40%,授業への参加態度=60%

主題と目標
人間の形態を見る目と表現する方法を修得する。具体的には、人体寸法計測ができるようになり、計測した人体寸法データの処理ができるようになることを目標とする。このために、解剖学的特徴点の同定のしかた、それを理解するために必用な基礎的な骨学の知識、マルチン式人体計測器の取り扱い方、被験者に対する配慮のしかた、計測結果の取り扱い方、計測誤差の評価のしかたについて実習する。計測者として被験者への接し方、補助者としてやるべきことを理解したかどうかも評価の対象とする。

授業計画
第9回 人体計測の実施(データ収集)A高径および2点間距離(長さ)
第10回 人体計測の実施(データ収集)B2点間距離(幅)および周径
第11回 人体計測の実施(データ収集)C手足
第12回 人体計測の実施(データ収集)D頭部・顔面部
第13回 実技試験(1〜4班)および計測データ収集つづき(5〜8班)
第14回 実技試験(5〜8班)および計測データ収集つづき(1〜4班)
第15回 計測データの処理とまとめ

参考のため、人体計測学演習(1)の内容を記しておきます。
第1回 イントロダクション(人体計測の目的と応用)
第2回 骨格の観察とスケッチ実習@
第3回 骨格の観察とスケッチ実習A
第4回 骨格の観察とスケッチ実習B
第5回 解剖学特徴点の同定および計測準備@計測器の使い方
第6回 解剖学特徴点の同定および計測準備A計測の心得、被験者への接し方
第7回 人体計測の実施(データ収集)@高径
第8回 外部の研究機関の見学:計測装置や研究内容を見学しレポートする(先方の受け入れが不可の場合は別課題を提示する)

時間外学習
計測点、計測項目、計測器の取り扱い方、計測者としての心得、などを各自よく復習しておくこと。

学生へのメッセージ
身体の計測点同定と計測の実習を行うときは、袖無しのシャツと短パンやスパッツのような、計測点が出るような着衣を用意する必要がある。ジーンズなどの厚地のものは不適。
計測者として他人の体に触れたり、被験者として体に触れられたりするので、そのような接触が苦手な人には向かない科目と思われる。