■概要(主題) 本科目は、開発途上国を巡る諸相と国際協力・SDGsに関する理解を深めることを目的に実施する実習科目である。
履修生は、開発途上国における研究・国際協力の実績を有する担当教員の指導のもとで、@事前学習(6〜7月)、A現地調査(8月もしくは9月、8日間程度/訪問国はカンボジア、ブータンを予定)、B事後学習(10〜11月)を行い、貧困、ジェンダー、教育、地域間格差等のグローバルな課題についての理解を深める。
具体的には、@事前学習において、資料の購読・発表、外部有識者による講演等を通して訪問国の歴史・政治経済・社会等に関する理解を深めるとともに、履修生各自が興味関心・問題意識に則した研究課題を設定し現地調査の計画を策定する。A現地調査では、各自の研究課題に関連する諸機関の訪問・見学、都市部・農村部に暮らす人々や住民組織へのインタビュー等を行うと同時に、その国に根づく文化・価値観・生活様式に触れ、異文化への、もしくは開発途上国への自分なりの対峙の仕方を模索する(国際共生社会実現へのヒントを見つける)。帰国後は、B事後学習を通して現地調査の内容を振り返り、研究課題に分析・考察を加え報告書を作成する。また、徽音祭での発表を通してその成果を外部へ発信する。
■到達目標 1. 漠然とした興味関心・問題意識を、学術的な研究課題として組み立てまとめる力を身につける。 2. 現地調査の計画及び実践を通して、調査技法を身につける。 3. 現地調査(特にインタビューの実践)を通して、英語によるコミュニケーション能力を向上させる。 4. プログラムを通して得た学びを、さらなる学習・研究や国際協力の実践活動(インターンシップ、ボランティア等)に繋げる。
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