工学基礎解析学[24R1004]

科目名
Course Title
工学基礎解析学[24R1004]
Basic Engineering Analysis
授業言語
Language
Japanese
科目区分・科目種 人間環境工学科 クラス 人間環境工学科
コンピテンシー ◎内的統制感,○問題解決力
カラーコード
単位数 2.0単位 履修年次 1

担当教員 元岡 展久
河合 英徳
学期 後期
曜日・時限・教室
月曜 3 4 生活科学部本館212室

授業の形態
講義,演習

教科書・参考文献
矢野健太郎・石原繁「基礎解析学」裳華房
小林亮・高橋大輔「ベクトル解析入門」東京大学出版会

ALH区分
ALHを実施しない

アクティブラーニングの技法
復習テスト

評価方法・評価割合
期末試験=35% 中間試験・期末試験の,2つの平均を以て成績とする,追試は行なわない.,中間試験=35%,授業への参加態度=30%

主題と目標
授業の概要:
人間環境工学基礎科目群の工学系科目として1年次後期に履修する科目である。
自然科学・工学分野の基礎として必須となるベクトル解析、ならびに、微分方程式とその応用方法について学ぶ。特に本講義では伝熱学、材料力学、流体力学、電磁気学等の解析において応用上重要となる定理や公式について重点的に解説し、毎回の演習課題を通じてこれらの応用方法を習得する。

授業の到達目標:
前半の微分方程式では、様々な類型の微分方程式の特性について理解したうえで、それぞれの微分方程式に対する解を導くことを目標とする。後半のベクトル解析では、ベクトル場の概念とそのさまざまな演算法(内積・外積、勾配、発散、回転等)を習得したうえで、線積分・面積分、積分公式の概念と演算法を理解できるようになることを目標とする。(専門知)

授業計画
第1回
授業の目的・概要・評価等について説明する。
第2回
微分方程式に関する講義と演習から曲線群、変数分離型、同時型の解法について理解する(専門知)。
第3回
微分方程式に関する講義と演習から1階微分方程式の解法について理解する(専門知)。
第4回
完全微分方程式に関する講義と演習からその特性と解法を学ぶ(専門知)。
第5回
線形微分方程式に関する講義と演習から定数線形微分方程式の特性と基本解の導出法を学ぶ(専門知)。
第6回
微分方程式に関する講義と演習から、逆演算子を用いた微分方程式の特性とその解法を学ぶ(専門知)
第7回
微分方程式に関する講義と演習から、斉次線形微分方程式の特性とその解法について学ぶ(専門知)。
第8回
第2〜7回の習得内容に基づいて、中間試験を実施する(専門知)(発想力)。
第9回
ベクトルの基本演算の講義と演習より、ベクトルの内積・外積について理解する(専門知)。
第10回
ベクトルの基本演算の講義と演習より、ベクトルの微分・積分について理解する(専門知)。
第11回
ベクトル場の演算方法に関する講義と演習から、ベクトル場の勾配、発散、回転の概念と演算法を理解する(専門知)。
第12回
講義と演習からベクトルの線積分を理解する(専門知)。
第13回
講義と演習からベクトルの面積分を理解する(専門知)。
第14回
ベクトル場の積分公式に関する講義と演習より、発散定理、ストークスの定理を理解する(専門知)。
第15回
第9〜14回の習得内容に基づいて、最終試験を実施する(専門知)。

時間外学習
指定した教科書を用いて、演習問題の予習、復習をしてください。

学生へのメッセージ
工学の基礎となる数学、特に微分方程式とベクトル解析を学ぶ科目です。原則として、授業後、授業範囲の内容に関する演習問題を出します。各自復習し、理解を深めてください。